
「志」を抱く。
誰しもその必要性や重要性については考えたことがあることだと思います。
ただ、何となくの域を超えることはなかったのではないでしょうか。
「悔いの無い人生」を生きるため
「満たされた人生」を生きるため
「香りある人生」を生きるため
「大いなる人生」を生きるため
「成長し続ける人生」を生きるため
本書は、「志」を抱いて生きていかなければならないこれらの理由について、一つ一つ熱く語っています。
生を輝かせるためには、死を見つめないといけない。
こういった死生観が本書の根本にあります。
形式的には、若者に向けたメッセージですが、その内容は必ずしも若者だけに向けられたものではありません。
鬱々としたり、モヤモヤしたりして過ごしている中高年でも、響く内容となっていて、むしろ死生観の重要性については中高年の方が腑に落ちるかもしれません。
山の頂を目指すのに決して遅いということはないということですね。
著者の語り口調で書かれて読みやすさもさることながら、何か大いなるものが迫ってくるような迫力と共に力ややる気が湧いてきて、不思議な心地よさも得られます。
何度も定期的に読み直すべき本だと思います。
是非ご一読ください。