あなたは今何が欲しいですか?
皆「それ」を手に入れるために日々頑張っています。
そして、「それ」を手に入れれば満足しますが、次は「あれ」が欲しくなり、また手に入れるために頑張るということを繰り返します。
今の世の中ではこれが普通なのかもしれません。
しかし、よく考えてみてください。
昔の人は同じようにおカネを使っていたでしょうか。
昔はおカネを使うことがどちらかというと悪でした。
それが今や善に転換しているのです。
それはいったいなぜでしょうか?
今の世の中、皆、善である消費に一生懸命です。
経済成長をしている時期においてはそれで良かったのですが、今は皆モノを持つようになり、いわば飽和状態です。
にもかかわらず、これまでと同様消費を推奨されているというのが現在です。
飽和状態でありながら消費がなされているのは、実は市場の巧みなコントロールの結果であるともいえます。
つまり、皆、善に取り憑かれ、善を求めて、無意識に不要な消費をしているともいえるのです。
欲しいものを買うことはもちろん悪いことではありません。
消費をしないと経済が回らないということもあるでしょう。
しかし、盲目的に消費することに取り憑かれ、知らず知らず自分自身が疲弊してしまうのはいかがなものでしょうか。
人生の目的はより良く生きることであって、おカネを儲けることではありません。
人とのつながりを大事に、消費を媒介とする世間への所属を避ける。
これが結局、自分を大事にするということではないかと思います。
この本は普段疑いもしていない消費行動を改めて考え直す機会を与えてくれる一冊です。
私がお世話になっている書店です。
少しでも恩返し出来ればと思いますのでご購入はこちらから
↓↓↓
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=153744718