
依願退職を迫られた主人公(タケ)が人生をやり直したいと思っていたところ、思いがけないお稲荷様の計らいで、江戸時代にタイムスリップします。
江戸時代で目覚めた際に目の前に居たのは、稀代の出版プロデューサー「蔦重」こと蔦屋重三郎でした。
タケは、若き喜多川歌麿を同僚として蔦重のもとで働くことになり、蔦重から商売のみならず人間関係ひいては人生の極意を学んでいきます。
本書は小説仕立てですが、蔦重の言葉はいずれも本質を突いた名言で考えさせられるものばかりです。
・物事を逆から考える。
・気の合わない人間ほど丁寧に接する。
・断る可能性が高い誘いはすぐに断る。etc
なぜそうするべきなのかということも、蔦重がしっかり教えてくれており、なるほど納得です。
活気ある江戸の情景を思い浮かべながら、人生の極意を学べる本書。
人間模様や駆け引きを垣間見ながら、最後には思いもよらない結末もあり、ストーリーも秀逸です。
是非ご一読ください。
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