
「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。」
本書は有名なニーチェのこの言葉から始まります。
あなたの感情や行動は、何によって引き起こされていますか。
多くの人は、ある出来事(事実)が起こったことが原因であると考えます。
例えば、「雨が降っている(事実)から、嫌だ(感情)」というものです。
しかし、雨が降っているから嬉しいと思う人もいます。
つまり、事実には良いも悪いもなく、その事実を自分がどう解釈しているかに過ぎません。
「良い天気」は人それぞれなのです。
事実をどう解釈するかで、感情が変わり、行動が変わり、世界が変わります。
本書は、日常にあるシーンをあげ、どのように解釈を転換させるのかという例をたくさん示してくれています。
たくさんの例をみることで、自分なりの解釈の転換も編み出せるようになるかもしれません。
そうなれば恐いものなしですね。
人生を楽しく、素晴らしいものにするためにいつもこの言葉をそばに置いておきましょう。
「今目の前にある出来事をどう捉えていますか。
それって本当ですか。
もっと面白く、楽しい捉え方は出来ませんか。」