神の数学とありますが、決して数学の本ではありません。
本書は「本当の人生」を歩むための指南書です。
本書には「人生の目的はラクになることではない」という項目があります。
辛く厳しい毎日を送っていると、ラクになりたいと思うことはよくあります。
しかし、ラクになることは、人生を豊かにするでしょうか。
今の時代、安定、安心、事なかれ主義で、何も起こらないことを人生の目的にするような教育がなされ、それが世間の常識になっています。
波風立たない人生、それはそれで良いのでしょう。
しかし、いよいよこの世を去ろうとする時、自分自身の人生を振り返れば、そこには何があるでしょうか。
これが自分の望む人生なのでしょうか。
波風を立たせるためには、これまでやってこなかったようなことにチャレンジすることが必要となってきます。
本書ではこれを「自分の安心領域を出る」と表現しています。
安心領域を出るのは誰しも不安です。
しかし、あらゆる可能性を活かすためにも安心領域を出ることが必要です。
ところで、不安というのは一体何でしょうか。
実は、不安とは今ここに存在するものではなく、自分が先のことを考えて、一気に抱え込もうとしている現象に過ぎません。
本書には「あなたは3ヶ月後の痛みも、3年後の痛みも、30年後の痛みも、一生涯の痛みも全て、今日に感じようとしている。これもまた、罠である。」としています。
そう思えば、不安を理由に、安心領域を出ないとするのも馬鹿馬鹿しくなってきます。
人生は、私達の要求に応えてくれます。
「彼は人生に多くを要求しなかった。人生は彼の要求に応えた。」
本書で紹介されている、ある墓石の上に刻まれていた言葉です。
これを肝に銘じ、共に豊かな人生を歩んでいきましょう。
私がお世話になっている書店です。
少しでも恩返し出来ればと思いますのでご購入はこちらから
↓↓↓
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=177729932