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読書のすすめ
読書のすすめ
一冊の本で人生がガラッと変わる。
まさかと思うかもしれませんが,本当です(私もその体験者です。)。

一冊の本との出会いで今抱えている悩みが解決するかもしれません。
その出会いの一助となればとの思いから,私が読んだ本についてその感想を踏まえてご紹介させていただきます。

変な常識が崩れていくということは,良い景色が見えてくるということです。

そのためにも本を読みましょう!
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神の数学

カテゴリ : 読書のすすめ

神の数学とありますが、決して数学の本ではありません。
本書は「本当の人生」を歩むための指南書です。

本書には「人生の目的はラクになることではない」という項目があります。
辛く厳しい毎日を送っていると、ラクになりたいと思うことはよくあります。

しかし、ラクになることは、人生を豊かにするでしょうか。

今の時代、安定、安心、事なかれ主義で、何も起こらないことを人生の目的にするような教育がなされ、それが世間の常識になっています。
波風立たない人生、それはそれで良いのでしょう。

しかし、いよいよこの世を去ろうとする時、自分自身の人生を振り返れば、そこには何があるでしょうか。
これが自分の望む人生なのでしょうか。

波風を立たせるためには、これまでやってこなかったようなことにチャレンジすることが必要となってきます。
本書ではこれを「自分の安心領域を出る」と表現しています。

安心領域を出るのは誰しも不安です。
しかし、あらゆる可能性を活かすためにも安心領域を出ることが必要です。

ところで、不安というのは一体何でしょうか。

実は、不安とは今ここに存在するものではなく、自分が先のことを考えて、一気に抱え込もうとしている現象に過ぎません。
本書には「あなたは3ヶ月後の痛みも、3年後の痛みも、30年後の痛みも、一生涯の痛みも全て、今日に感じようとしている。これもまた、罠である。」としています。
そう思えば、不安を理由に、安心領域を出ないとするのも馬鹿馬鹿しくなってきます。

人生は、私達の要求に応えてくれます。
「彼は人生に多くを要求しなかった。人生は彼の要求に応えた。」
本書で紹介されている、ある墓石の上に刻まれていた言葉です。

これを肝に銘じ、共に豊かな人生を歩んでいきましょう。

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2024-02-09 10:42:56

準備された世界

カテゴリ : 読書のすすめ

この本は、「読書のすすめ」清水店長と経営塾主催の北川八郎先生の対談本です。
その内容は、北川八郎先生が断食を経て知った「見えないもの」の存在とその力の大きさについて。

もともとお二人とも物理学を学んでおられ、いわゆる不思議な話は全く信じなかったタイプだったそうです。
そのお二人が最近の世の中のおかしな部分を斬りながら語り合っており、大変興味深く読み進めることが出来ます。

見えるものは、そこにあるということは明らかです。
では、見えないものはそこにないのでしょうか。

音楽、匂い、冷たさ、暖かさ、人間の感情や愛情、これらは見えませんが、あるのではないでしょうか。
この世の中、むしろ見えないものの方が多く存在し、世界を満たしているのです。
見えないものをいかに大事に扱えるか、これが私達のテーマではないかと思っています。

自身の次元が上昇すれば、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。
そうなれば、同じものを見たとしても、今までとは違う行動をするでしょうし、今までとは違う感情を持つかもしれません。
そうやってどんどん成長していくような気がします。

では、どうすれば自身の次元が上昇するのでしょう。

残念ながら本書にこれといった答えが書かれているわけではありません。
しかし、人それぞれの次元上昇のヒントは満載です。

この世の中が創られたとき、天はあらゆるもの全てを準備していて、その準備された世界から何を受け取るのかは自分次第。

せっかくなら明るく幸せな状況を選び、受け取りたいですよね。
それを意識して、充実した毎日を過ごしましょう。

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2024-01-11 09:47:37

本を守ろうとする猫の話

カテゴリ : 読書のすすめ

幼い頃から、古書店を営んでいた祖父と暮らしていた高校生の夏木林太郎。
その祖父を亡くすところからこの物語はスタートします。
残された書店と名著の数々に取り囲まれた林太郎は一匹のトラネコと出会い、本を守るために力を貸してほしいと頼まれまず。
トラネコとの絶妙なやり取りの末、林太郎はトラネコと共に不思議な光りに包まれた通路を進んでいくことになります。

本を守る、とは一体どういうことなんでしょう。

「本」は不思議な物です。
物質的には、文字が羅列してある紙切れの束です。
しかし、本を読むことで、落ち込んでいる自分を励ますこともあれば、新たな視点を生み出し抱えている問題を解決することもありますし、時には自分の人生を変えてしまうこともあります。
前に読んだ物であっても、次に読むとまた新たな発見があったりすることもあります。

本には力があります。

それに加えて、著者の想いが強く入っている本もあり、その本には魂があるといっても過言ではありません。
その魂と自分が共鳴できたときには、本当に感動します。

物語では、本を守るために林太郎が色んな人と対峙していきますが、これは最近の本やその読まれ方に対して警鐘を鳴らしているものです。
本書を読むことで、様々な考え方があることを前提に、本来の本の素晴らしさを改めて知ってもらえると思います。

なお、著書による「解説にかえて」という後書きも、殺伐とする現在に対する考察が書かれており、大変興味深いものでした。
これを踏まえて、本書を再読するとまた新たな視点が生まれるかもしれません。

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2023-12-11 08:09:32

今日、誰のために生きる?

カテゴリ : 読書のすすめ

ペンキアーティストのショーゲンさんが、その修業のためアフリカの小さな村で生活していたころに村人から教わった数々のエピソード。
そのエピソードはいずれもシンプルですが、深く考えさせられます。

実は、本書の題名にもある「今日、誰のために生きる?」というのは、その村での挨拶なんです。

皆さんは、誰のために生きますか?

また、その村の挨拶では、「空を見上げてる?」というのもあるそうです。
これは空を見上げる心の余裕があるかを大事にしているということだそうです。

皆さんは、心の余裕はありますか?

常に何かに追われているような日々を送っている現代日本人にとってはなかなか難しい問題です。
ホッとしている状況にあったとしても、無意識に何かをしないといけないと思っているのは、これまでの人生における価値観なのかもしれません。

普段の生活では、無駄を省くこと、合理性を求めることを善とすることが多いと思います。
しかし、帯にもありますが、「効率よく生きたいなら、生まれてすぐ死ねばいい」
本当の喜びや幸せは合理性だけでは見いだせないものなんです。

本書では、本当に大切なものは何かということを改めて考えさせてくれます。

また、その村での各エピソードは日本が深く関わっています。

村長は、日本人の精神性や感覚を素晴らしいものと捉え、以下のように言っています。

日本人は、虫の声がメロディーとして聞こえる。その素晴らしさは当たり前じゃない。
幸せとは何か、本当に大切なことは何か、それがすでに日本人は分かっている。

実は、私達日本人は、普段は忘れているだけで、大事なものをすでに分かっているんです。
それを思い出すべく、時には、自然と一体となり、心の余裕をもってのんびりしてみるのもいいかもしれませんね。
2023-11-10 17:56:38

おあとがよろしいようで

カテゴリ : 読書のすすめ
「自分は何でできているか」
そんなことを考えたことはありますか。

色んな考え方があるでしょうが、「これまでに出会ったものでできている」という風に考えることもできます。
生まれてから、現在に至るまで、何を見て、何を聞いて、何を感じたか、何を経験してきたか・・・これらによって世界に対する認識が変わります。

これらの経験は人が運んできてくれるもので、全くもって同じものを見て、聞いて、感じて、経験した他人はおそらく存在しません。

そこに自分というものができあがります。

その自分が、ある人に憧れて、その人のようになりたいと思い、色んな事を真似ていっても、絶対その人にはなれません。

どれだけ近づいても違いというものが出てきます。
本書ではそれを「個性」としていますが、本当に素晴らしい考え方だと思います。

今の世の中、他人と比べ、劣等感に苛まれることもあろうかと思いますが、人との違いはかけがえのない個性であると思います。
その個性を大事にすることは正に自分を大事にすることで、ひいては自分を思ってくれる人を大事にすることに他なりません。

本書は、上京したての大学生が、思いがけず落語研究会に入り、諸先輩との出会いをきっかけに人生を意味あるものにしていく物語。

人と会うことの大切さを教えてくれる一冊です。

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2023-10-10 17:01:51

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