表題だけを見れば、女性論が延々と綴られているかのようですが、
実は男性論かもと思うところもチラホラ
作者独特の表現で、女性の行動をチクリとしながら風刺するところにニヤッとしてしまいます。
この本は、昭和28年に「婦人公論」に連載されたものですので、当時の時代背景を踏まえて読むとなお面白いと思います。
ところで、本書は、全体を通じて、作者の女性論を語るものではありますが、実はそれだけにとどまりません。
「結婚って本当に幸せなの?」
「流行の髪型、服装、化粧をして平均的な姿になることがいいの?」
「善し悪しはどのようにして分かるの?」
「苦しいと思う原因は何?」
「本当に大切なものは何?」
このように各章を通じて様々な問いがあります。
むしろこれは人生哲学です。
各章に潜んでいる問いについて少し考えてみるだけで、ガラッと人生観が変わるかも知れません。
是非一度お試し下さい。
なお、本書については、復刊に際し、お声がけいただき、僭越ながら、私が「後書き」を書かせていただきました。
問いに対する考え方や本書からのメッセージの受け取り方、本書への想いを私なりに書かせていただきました。
拙い文章ではありますが、思考の一助になればと思いますので、是非併せてお読みいただければと思います。
私がお世話になっている書店です。
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